キッチンは、家づくりの中でもかなり楽しい場所です。
天板、収納、カップボード、食洗機、コンセント、見た目の雰囲気。選ぶものが多く、つい設備単体で考えたくなります。
ただ、毎日使う場所だからこそ、キッチンは見た目だけで決めると後悔しやすいです。
私は、キッチン選びでは「家事動線」「収納」「掃除」の3つを先に見るのが大事だと思っています。
キッチンは料理だけの場所ではない
キッチンは、料理をするだけの場所ではありません。
買ってきた食材をしまう、食器を戻す、ゴミをまとめる、子どもが飲み物を取りに来る、配膳する、片付ける。暮らしの中ではいろいろな動きが重なります。
だから、シンク・コンロ・冷蔵庫の位置だけでなく、家族が横を通る余裕や、ゴミ箱の場所まで考えておきたいです。
間取り全体の準備は、一条の設計打ち合わせで損しないコツでも書いています。

収納と掃除のしやすさは住んでから効く
キッチン収納は、多ければ良いというより、使うものを戻しやすいかが大事です。
食器、調味料、食品ストック、調理家電、ゴミ袋、掃除用品。置きたいものを具体的に出してみると、必要な収納が見えやすくなります。
掃除のしやすさも見逃せません。毎日使う場所は、汚れにくさよりも、汚れてもすぐ拭けることが大事です。
- 冷蔵庫から作業台までの動きが自然か
- ゴミ箱の置き場が決まっているか
- 食器と調理家電の収納場所があるか
- 通路幅に余裕があるか
- 水はねや油汚れを掃除しやすいか

後悔しやすいキッチンの見落とし
キッチンで後悔しやすいのは、設備そのものよりも、実際の使い方を想像しきれていないケースです。
たとえば、ゴミ箱の置き場がない、炊飯器や電子レンジの位置が決まっていない、家族が冷蔵庫を開けるたびに料理中の人とぶつかる。こういう小さな不便は、住んでから毎日積み重なります。
キッチンは、料理をする人だけで完結しません。子どもが水を飲みに来る、家族が配膳を手伝う、買い物袋を置く、宅配の段ボールを一時的に置く。暮らしの動きまで見ておくと、必要な収納や通路幅が見えやすくなります。
打ち合わせで聞きたい質問
- この通路幅で家族がすれ違えるか
- ゴミ箱はどこに置く想定か
- カップボードに家電はいくつ置けるか
- コンセントの数と位置は足りるか
- キッチン周りの掃除で注意することはあるか
キッチンはあとから変えにくい部分が多いので、打ち合わせ時点で具体的な生活シーンを営業担当や設計士にぶつけるのが大事です。
よくある疑問
キッチンは見た目重視でもいい? 見た目は大事です。ただ、毎日使う場所なので、動きにくさや掃除のしにくさがあると満足度が下がりやすいです。見た目と使いやすさの両方で見たいです。
カップボードは必要? 食器や家電、食品ストックの量によります。今の持ち物だけでなく、将来増える家電や子どもの成長も考えると判断しやすいです。
まとめ:キッチンは生活感まで想像する
キッチンは見た目で選びたくなる場所ですが、毎日使うからこそ生活感まで想像したいです。
家事動線、収納、掃除のしやすさを先に見ておくと、住んでからの小さなストレスを減らしやすくなります。
キッチンは毎日使う場所なので、見た目と同じくらい「散らかりにくさ」と「戻しやすさ」を見たいです。
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