Adobe Stockの英語タイトルで迷ったら、まず画像の主役と状態を短く説明します。ただし、英語で書くこと自体が必須なのではありません。タイトルとキーワードは、投稿時に選んだ言語に揃えるのが前提です。日本語設定のまま英語だけを入れる、といった食い違いを先に防ぎます。
私も最初は、タイトルをきれいに書こうとしすぎて時間を使っていました。今は作品の名前を考えるより、購入者が画像の中身を判断できるラベルだと割り切る方が、投稿を進めやすいと考えています。立派な英文にするために、画像から分からない職業や場所を足す必要はありません。
この記事では、英語を使う場合の言語確認、主役・動作・場所から一文を作る方法、例文の直し方、翻訳AIを使ったあとの照合を整理します。例文は説明用に作ったもので、売れた作品の実績や売上を保証する型ではありません。短さだけを目標にせず、何を残し、何を削るかを画像ごとに判断できるようにします。
英語は必須?最初に言語設定を揃える
英語の方が必ず売れる、と考えて切り替える必要はありません。Adobeのタイトルとキーワードの公式ガイドでは、設定言語とメタデータを一致させ、複数言語を混ぜないよう案内しています。英語で作るなら、タイトルとキーワードの両方を英語で扱う準備ができているかを確認します。
確認するのは、Adobeサイトの表示言語だけではなく、タイトル・キーワードを書く言語の設定です。日本語の画面を使っていても、投稿する語句の言語は別に確認します。画面構成が変わることもあるため、固定のボタン位置を探すより、メタデータの言語を示す項目を見てください。
たとえば、英語のタイトルに日本語キーワードを付けたファイルを見つけたら、投稿前にどちらの言語へ揃えるか決めます。同じ欄へ日本語と英語を両方書いて検索範囲を広げようとするより、内容を正確に伝える一つの言語で整理します。言語変更とタイトル改善を一度に大量の作品へ適用すると、どこを直したか追いにくくなるので、まず対象を絞る方が確認しやすいです。
タイトルは一文で画像を説明し、キーワードは関連する語を整理する役割です。ここでは一文の作り方に絞ります。語の選び方や順序まで見直したい場合は、Adobe Stockの英語キーワードも合わせて確認してください。英語へ直すだけで、主役が曖昧な説明まで改善するわけではありません。
主役・状態・場所から一文を作る
私がタイトルを考えるときの軸は、主役、動作や状態、場所、用途や文脈です。ただし、四つすべてを必ず埋めるルールではありません。主役と状態だけで画像を区別できれば、それで十分な場合があります。足りない要素を想像で補わないことを優先します。
まずは日本語で「何が、どうなっているか」を一文にします。鉢植えの観葉植物が白い棚に置かれた画像なら、「白い棚に置かれた観葉植物」です。そこから「Potted houseplant on a white shelf」のように英語へ置き換えます。植物の種類を見分けられないなら、特定の品種名を入れる必要はありません。

人が写る場合は、目に見える動作を先に使うと整理しやすくなります。「Man writing in a notebook at a desk」なら、男性が机でノートに書いている場面です。本人の職業、書いている内容、仕事の成果までは説明していません。机とノートだけを根拠に「成功した経営者が事業計画を作っている」とすると、英文が自然でも説明は画像から離れます。
場所も同じです。海辺と分かるならbeachを使えますが、架空のAI風景を特定の観光地として扱うのは避けます。自宅か職場か判別できない室内なら、無理にhome officeと決めず、at a deskやindoorsで説明できないか考えます。知っている地名や職業を足すより、見える特徴を残す方が誤解を防げます。
用途や文脈は最後に検討します。電池の残量を示す抽象イラストなら、energyの概念が主題かもしれません。一方、普通の鉢植えにbusiness、finance、healthcareを全部足しても画像の説明にはなりません。何の資料にも使えそう、という作者側の期待と、画像が実際に表す主題は分けて考えます。
例文は「足す」より「残す」で整える
次の例は、説明用に想定した場面です。そのまま別の画像へ貼り付けるテンプレートではなく、目に見える情報を選ぶ練習として使ってください。各例で残した情報と、採用していない情報を見比べると、英文の長さより内容を確認しやすくなります。
- 植物:「Potted houseplant on a white shelf」/主役は鉢植え、場所は白い棚。植物の品種や空気清浄効果は含めません。
- 人物:「Man writing in a notebook at a desk」/見える動作を説明。職業、収入、何を書いているかは決めません。
- 背景:「Autumn leaves on a wooden table with copy space」/葉、木のテーブル、文字を置ける余白を説明。余白がない構図ならwith copy spaceは削ります。
たとえば「Beautiful premium eco-friendly plant for healthy living」という候補では、美しさの評価、商品としての格付け、環境への配慮、健康への効果が混ざっています。観葉植物の画像だけでは確認できない意味が多いため、先ほどの鉢植えと白い棚の説明へ戻します。単語を短くする作業というより、根拠のない情報を落とす作業です。

逆に「Plant」だけでは、鉢植えか、葉の接写か、屋外の植栽かが分かりません。短いほど良いのではなく、購入者が画像を区別するための情報は残します。白い棚が構図の特徴なら入れ、背景がほとんど見えない葉の接写なら、棚より接写の方を説明する、と画像に合わせて選び直します。
類似した画像を扱うときも、色、配置、人数、動作、余白など、実際に異なる部分を確認します。同じ題材でも、一人が書く場面と二人で相談する場面は別の説明になります。ただし、タイトルを書き分ければ類似作品の審査問題が解消するわけではありません。差がほとんどない作品を、言葉だけで別物に見せる用途には使わないでください。
短さは目安。重要な情報から削らない
公式ガイドは、タイトルを簡潔にし、70文字未満を理想的な目安として示しています。ここでは、その目安に合わせて読みやすい一文へ整えます。「70文字を超えたら必ず入力できない」といったシステムの上限としては扱いません。文字数だけで切ると、主役や動作が途中で消えてしまいます。
長くなったときは、最初に評価語を見直します。beautiful、amazing、premiumなどを重ねるより、何が写っているかが分かる語を優先します。次に、主題と関係の薄い用途や、同じ意味を繰り返している部分を落とします。主役、見える状態、画像を区別する特徴の順で残すと、単なる単語の羅列になりにくくなります。
文字数を数えるなら、空白や記号も含めて確認すると、自分の原稿と入力欄を照合しやすくなります。英語は単語数と文字数が違うので、「短い単語が十個だから大丈夫」と考えず、一文全体を見ます。自分で数えた値だけを頼りにせず、投稿画面に制限やエラーが表示された場合は、その場の表示も確認してください。
検索に関連しそうな語をすべてタイトルへ詰め込むより、まず自然な画像説明を完成させます。タイトルで全部の用途を回収しようとしない方が、画像と文章の一致を確認しやすいです。読みやすい一文にしたあとでキーワードを整える、と工程を分ければ、何を直しているのかも見失いにくくなります。
翻訳AIの候補は画像へ戻して確認する
翻訳AIは英文の候補を作る補助として使えます。ただ、自然な英文が返ってきたことと、画像の説明が正しいことは別です。最初に日本語の一文を作り、「画像にない職業・場所・効果を追加せず、簡潔な英語にする」と範囲を伝えます。画像を読み取らせる場合も、推測と観察が混ざっていないかを確認します。
候補ができたら、元の日本語と照合します。houseplantが珍しい品種名へ置き換わっていないか、単に書いている人が専門家へ変わっていないか、木のテーブルに置いた葉が「持続可能な暮らしの証拠」と説明されていないか。読みやすくなる過程で意味が強くなった部分を探します。意味に自信がない単語は辞書でも確認し、分からないまま採用しません。
日本語へ訳し戻すと、付け足された情報を見つける補助になります。ただし、同じAIが同じ誤りを自然な日本語に戻すこともあるため、逆訳だけで合格にはしません。最終的には画像を開き、英文の主役、状態、場所、特徴を順に指せるかを見ます。見える根拠を示せない語は、削るか、より広い表現へ変えます。
AI画像の申告もタイトルとは別の確認です。Adobeの生成AIコンテンツの公式ガイドは、生成AIツールで作成したコンテンツへの申告チェックを求めています。タイトルにAIと書くだけで、その操作の代わりにはなりません。また、架空の場面を実際のニュースや特定人物の出来事と誤認させる説明は避けます。
画像側の文字、ロゴ、形の破綻が気になるなら、タイトルでごまかさず選別へ戻ります。AI画像の審査落ち対策も参照し、メタデータの修正で済む問題と、画像そのものを使わない判断を分けてください。
投稿前は一文と画像をセットで見直す
英語タイトルができたら、設定言語、画像との一致、短く自然な説明、申告の順に確認します。タイトルだけを並べてチェックすると、別の画像の文章を貼ったことや、実際にはない余白の説明を見逃しやすくなります。画像ごとに対応する一文を見ることが、テンプレートを使うときの最後の歯止めになります。
私にとってタイトルは、完璧な作品名を考え続ける場所ではありません。主役と状態を決め、必要な特徴を残し、画像にない意味を削る。その型があれば、迷う場所を減らせます。ただし、型に入れたあとも、写真やAI画像の中身と合っているかは省きません。
次の一枚では、先に日本語で何が写っているかを書いてみてください。英語へ直したあと、その日本語にない情報が増えていないかを確認します。タイトルだけで売上は決まりませんが、購入者の期待と画像を揃えるためにできる、具体的な作業です。

