新NISAが始まってから、「これを使えば本当に準富裕層を目指せるのか」と考える人は増えたと思います。
私自身、30代後半の会社員として副業と投資を組み合わせながら資産形成を進めてきました。現在はいわゆる準富裕層の水準に入り、改めて感じているのは、投資で大事なのは派手な一発ではなく、仕組みを作って続けることです。
結論から言うと、新NISAは会社員にとってかなり強力な制度です。ただし、満額を埋めることだけを目的にすると、家計が苦しくなって続きません。
大事なのは、最短で埋めることではなく、生活を壊さずに続けられる積立設計を作ることです。
新NISAは「長く居座る人」が強い制度
新NISAの魅力は、運用益が非課税になることです。
通常、投資で利益が出ると税金がかかります。しかしNISA口座で運用した利益は、一定のルール内で非課税になります。
この制度の強さは、短期売買よりも長期運用で効いてきます。
毎月淡々と積み立てる。
暴落しても売らない。
配当や値上がり益を非課税で育てる。
こうした使い方が、会社員には向いています。
仕事で忙しい会社員が毎日相場を見て売買するのは、かなり消耗します。だからこそ、新NISAは「相場に張り付かなくても資産形成が進む仕組み」として使うのが現実的です。
満額投資より先に生活防衛資金
新NISAの枠を早く埋めたい気持ちは分かります。
投資好きほど「年間投資枠を使い切らないともったいない」と感じます。
ただ、生活防衛資金がない状態で投資額を増やしすぎるのは危険です。
急な出費、転職、病気、家電の故障、車の修理、住宅関連費用。
こうした支出が来たとき、現金がないと投資商品を売ることになります。
しかも、そのタイミングが暴落時だったら最悪です。
私なら、まず生活費の6か月から1年分を現金で確保します。住宅ローンや子どもがいる家庭なら、やや厚めに持ってもいいと思います。
投資は攻めですが、現金は守りです。
守りがあるから、暴落時にも投資を続けられます。
積立額は「気合い」ではなく固定費として決める
積立額を決めるときは、「今月は余ったから投資する」では続きません。
先に積立額を決めて、自動で引き落とす。
残ったお金で生活する。
この順番にしたほうが続きます。
ただし、無理な金額にすると生活が苦しくなります。
私なら、まず手取りの10%から始めます。
余裕があれば15%、20%と増やす。
副業収入があるなら、その一部を追加投資に回す。
このように段階的に増やすほうが安全です。
成長投資枠は焦って使わなくていい
新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があります。
成長投資枠をどう使うかで悩む人も多いはずです。
高配当株を買うのか。
個別株を買うのか。
投資信託で埋めるのか。
結論として、迷うなら急いで使わなくていいです。
成長投資枠は便利ですが、無理に個別株で勝負する必要はありません。
会社員の資産形成では、失敗しないことも大切です。
よく分からない個別株を買うくらいなら、低コストの投資信託でシンプルに運用するほうが、長く続けやすいと思っています。
準富裕層を目指すなら「入金力」が必要
新NISAは強い制度ですが、制度だけで準富裕層になれるわけではありません。
資産形成で重要なのは、運用利回りだけでなく入金力です。
毎月3万円の積立と、毎月15万円の積立では、到達スピードが大きく違います。
だからこそ、会社員が準富裕層を目指すなら、支出管理と副業もセットで考えたいです。
固定費を下げる。
副業収入を作る。
昇給やボーナスを生活費に全部溶かさない。
こうした地味な積み上げが効いてきます。
制度上の2つの枠をどう配分するかは、つみたて投資枠と成長投資枠の使い分けで整理しています。
まとめ:新NISAは急ぐより続ける

新NISAは、会社員にとってかなり強力な資産形成ツールです。
ただし、満額を急ぐことが正解とは限りません。
- 生活防衛資金を先に作る
- 積立額は自動化する
- 成長投資枠は焦らない
- 副業や固定費削減で入金力を上げる
- 暴落時にも続けられる仕組みにする
準富裕層を目指す道は、派手ではありません。
でも、会社員でも仕組みを作れば十分に狙えます。
めんどくさがりだからこそ、毎月自動で積み上がる仕組みにしておく。
これが、新NISAとの一番相性の良い付き合い方だと思っています。

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