ストックフォトを副業で始めたいけれど、会社で禁止されないか不安。
会社員がストックフォトを始めるとき、意外と最初に引っかかるのは「売れるか」よりも「会社的に大丈夫か」だったりします。
Adobe StockやPIXTAに画像を投稿するだけなら、アルバイトのように勤務先を増やすわけではありません。ただ、収入が発生する以上、就業規則、副業申請、税金、住民税、会社の備品利用あたりは雑に扱わない方がいいです。
私の考えは、ストックフォト副業は始めやすいけれど、会社ルールを読まずに始めるのは危ないです。
この記事では、会社員がストックフォト副業を始める前に確認したいことを、就業規則、競業・機密、作業時間、税金の順で整理します。法律や税務の最終判断は勤務先や専門家に確認してほしいですが、最初に見るべきポイントはかなり絞れます。
ストックフォト副業は「一律に禁止」とは限らない
まず前提として、ストックフォト副業がすべての会社で一律に禁止されるわけではありません。
会社によって、副業を許可制にしているところもあれば、届出制にしているところもあります。反対に、競業、情報漏えい、長時間労働、会社の信用を損なう活動などを理由に、かなり厳しく制限している会社もあります。
厚生労働省の副業・兼業ページでも、副業・兼業の促進に関するガイドラインやモデル就業規則が案内されています。つまり、社会全体としては副業・兼業を整理して進める方向ですが、実際に自分が動けるかは勤務先のルール次第です。
ここを飛ばして、「ストックフォトは在宅だから大丈夫」「匿名だからバレない」と考えるのは、かなり危ないです。
副業全般の始め方は、会社員が副業を始める前に確認すべきことでも整理しています。この記事では、その中でもストックフォトに寄せて見ていきます。

最初に見るのは就業規則と副業申請
ストックフォト副業を始める前に、まず就業規則を確認した方がいいです。
見る場所は、だいたい次のあたりです。
- 副業・兼業に関する条文
- 許可制、届出制、事前申請の有無
- 競業避止、秘密保持、信用失墜行為に関する規定
- 会社のPC、ソフト、メール、ネットワーク利用に関する規定
- 勤務時間外の活動や健康管理に関する規定
ストックフォトは、飲食店で働く副業や業務委託の副業とは少し見え方が違います。画像を作って投稿し、売れたらロイヤリティが入る形なので、会社に説明するときも「どんな仕事なのか」が伝わりにくいかもしれません。
だからこそ、申請が必要な会社なら、内容を曖昧にしない方がいいです。たとえば「自宅の私物PCで、勤務時間外に、ストックフォトサイトへ画像素材を投稿する。会社業務や取引先情報は使わない」というように、会社が判断しやすい形にしておくと話が通りやすくなります。
ストックフォトで特に注意したいのは競業と機密情報
ストックフォト副業で特に気をつけたいのは、競業と機密情報です。
たとえば、勤務先が広告、デザイン、写真、メディア、素材制作、AI関連、マーケティング関連の事業をしている場合、ストックフォト投稿がどこまで競業に見えるかは慎重に見た方がいいです。
会社の商品、取引先、社内資料、オフィス、制服、業務で撮影した写真、会社で契約している素材やソフト。こういうものを副業に混ぜるのは避けるべきです。たとえ悪気がなくても、あとから説明が難しくなります。
私なら、ストックフォト副業は完全に個人の環境に分けます。
- 作業は私物PCで行う
- 会社のネットワークやクラウドを使わない
- 勤務先・取引先を連想させる素材は作らない
- 業務で得た知識や資料をテーマ化しない
- アカウント名やプロフィールで勤務先を匂わせない
ストックフォトは「素材を売る副業」なので、投稿物そのものが外に出ます。匿名でやっているつもりでも、作品、プロフィール、SNS、販売履歴などから活動が見えることはあります。会社に説明できない素材は、最初から作らない方がいいです。
勤務時間と会社の道具を混ぜない
次に大事なのが、勤務時間と会社の道具を混ぜないことです。
ストックフォトは、画像生成、選別、タイトル作成、キーワード付け、アップロード、審査確認、売上確認など、細かい作業が多いです。スマホで売上を見られるので、つい仕事の休憩中に確認したくなることもあります。
でも、会社員副業として続けるなら、ここは分けた方がいいです。

勤務時間中に副業作業をしない。会社PCでログインしない。会社のソフトや有料契約を使わない。会社メールで登録しない。
当たり前に見えますが、ストックフォトは作業が軽い分、境界がぼやけやすいです。だから私は、最初から「作業する端末」「作業する時間」「保存する場所」を分けておくのが大事だと思っています。
ストックフォト副業は、続けるほど作業量が増えます。無理に夜更かしして本業に響くなら、本業側から見ても印象は悪くなります。会社に副業を認めてもらう以前に、本業のパフォーマンスを落とさない設計が必要です。
税金と住民税は「売れてから」では遅い
ストックフォト副業は、最初の売上が小さいことも多いです。だから税金の確認を後回しにしがちです。
ただ、会社員の場合は、所得税の確定申告と住民税の扱いを早めに見ておいた方がいいです。
国税庁のタックスアンサーでは、給与を1か所から受けていて、給与・退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超える人などは確定申告が必要と案内されています。また、給与所得者の副収入には、一般的に雑所得に該当するものがあるとも説明されています。
ストックフォト収入が雑所得か事業所得か、経費をどう扱うか、海外プラットフォームの売上をどう記録するかは、金額や実態によって変わります。ここは自分の状況に合わせて税務署や税理士に確認した方が安全です。
会社員副業の住民税まわりは、会社員の副業は住民税でバレる?でも書きました。住民税は所得税とは別に考える必要があり、「20万円以下なら何もしなくていい」と雑に覚えるのは危ないです。
禁止が不安なら、始め方を小さくする
就業規則を読んでも判断がつかないなら、いきなり大きく始めない方がいいです。
たとえば、まずは投稿用アカウントを作る前に、会社の副業規定を読み、申請が必要か確認する。必要なら、人事や上司に説明できる形で内容をまとめる。収入が出る前から、売上管理と経費メモの形を作る。
ストックフォトは、初月から大きく稼げる副業ではありません。だからこそ、焦って会社ルールを無視して始めるメリットは小さいです。
むしろ、最初にきれいに整理しておけば、あとから売上が伸びたときに慌てにくくなります。私自身、ストックフォトは「作って投稿する仕組み」より前に、「続けても問題が起きにくい土台」を作る方が長く続くと思っています。
まとめ:会社に説明できる形で始める
ストックフォト副業は、会社員でも始めやすい副業です。初期費用を抑えやすく、在宅でできて、積み上げ型の収入を狙えます。
ただし、会社で禁止されるかどうかは、勤務先の就業規則と実際の運用次第です。副業申請、競業、機密情報、勤務時間、会社の備品利用、税金、住民税。このあたりを確認せずに始めると、売上より先に面倒な問題が出る可能性があります。
私なら、ストックフォト副業は「会社に説明できる形」で始めます。私物PCで、勤務時間外に、会社情報を使わず、売上と経費を記録しながら進める。地味ですが、この地味さが会社員副業ではかなり大事です。
具体的な税金の考え方は、次の記事もあわせて確認してみてください。


SNS投稿文
ストックフォト副業を始める前に、会社の就業規則は見ておきたいです。会社員が特に確認したい「副業申請・競業・機密・作業時間・税金」を整理しました。
https://pluslog-lab.com/stockphoto-sidejob-company-ban/
