【実績】ストックフォトで年間収益300万を達成した戦略はこちら

一条工務店のペアローンはあり?利用割合・メリット・デメリットと離婚時の注意点

夫婦でペアローンの契約と返済計画を慎重に確認する様子

一条工務店で家を建てるとき、夫婦で住宅ローンを組むかどうかはかなり悩むところです。

共働きなら、ペアローンにすると借入可能額が増えやすいです。住宅ローン控除も夫婦それぞれで使える可能性があり、数字だけを見ると魅力的に見えます。住宅金融支援機構の最新調査では、住宅ローン利用者の24.1%がペアローンを選んでいました。

ただ、私はペアローンを「借りられる額を増やすための道具」として先に見るのは少し怖いと思っています。一条工務店の家づくりは、建物本体だけで終わりません。外構、太陽光、蓄電池、家具家電、火災保険、固定資産税、メンテナンスまで含めると、住み始めた後にもお金が出ていきます。

結論から言うと、ペアローンを選ぶ事情は理解できます。ただし、借入額を増やす前に、収入減少と離婚の両方を含めた出口を夫婦で確認した方がいいです。

この記事では、ペアローンを組む人の割合、メリット・デメリット、離婚する人の割合、離婚時のローン処理まで整理したうえで、一条工務店で選ぶ場合の考えをまとめます。

目次

ペアローンを組む人は24.1%。20代では35.3%

住宅金融支援機構が2026年1月に公表した調査では、2025年4月から9月に住宅ローンを借りた1,237人のうち、ペアローン利用者は24.1%でした。収入合算は14.6%で、両方を合わせると38.7%です。

年齢別にペアローンだけを見ると、20代は35.3%、30代は30.9%、40代は16.5%、50代から60代は12.6%でした。若い世代ほど夫婦の収入を使って借りる割合が高く、20代では約3人に1人がペアローンです。

これは全世帯の割合ではなく、調査対象期間に住宅ローンを借りた人の回答です。それでも、ペアローンが一部の特殊な選択ではないことは分かります。住宅価格や土地価格が上がり、単独収入では希望エリアや必要な広さに届かない家庭が増えたことも背景にあると考えます。

ペアローン利用割合24.1%と20代30代の割合を示す図解

ペアローンは借入額を増やしやすいが、返済責任も夫婦に残る

ペアローンは、夫婦それぞれが住宅ローンを契約する形です。収入を合算して見るため、単独ローンより借入可能額が増えやすくなります。

一条工務店で家づくりをしていると、この「借りられる額が増える」はかなり大きく見えます。グランスマート、太陽光、蓄電池、外構、土地代まで含めると、予算は思ったより膨らみます。あと少し借りられれば希望の間取りやオプションを残せる、という場面も出てきます。

でも、借入可能額が増えることと、無理なく返せることは別です。夫婦2人の収入を前提に借りるなら、返済も夫婦2人の収入を前提に続いていきます。

たとえば、出産、育休、時短勤務、転職、体調不良、親の介護などで、どちらかの収入が落ちる可能性はあります。今は共働きで余裕があっても、35年の返済期間でずっと同じ働き方とは限りません。

特に一条工務店の家づくりでは、契約前後で見えている金額と、引き渡し前後に実際に出ていく現金が少しずれます。外構の最終見積もり、カーテン、エアコン、家具家電、引っ越し、登記、火災保険、地鎮祭や上棟まわりの支出など、細かい出費が重なります。返済額だけを見て余裕があると思っても、手元現金が薄いとかなり不安になります。

だから私は、ペアローンを検討するときは最初に借入上限を見るのではなく、月々の返済額で後悔しないラインを先に見た方がいいと思っています。借りられる額から逆算すると、家づくりはどうしても攻めた予算になりやすいです。

メリットは借入額、住宅ローン控除、夫婦で家計を見やすいこと

ペアローンのメリットは、単に借入額が増えることだけではありません。

  • 夫婦それぞれの収入をローン審査に反映しやすい
  • 住宅ローン控除を夫婦それぞれで使える可能性がある
  • 返済負担を夫婦で見える化しやすい
  • 団信を夫婦それぞれで考えるきっかけになる

特に住宅ローン控除は、共働き家庭では気になるポイントです。国税庁の住宅借入金等特別控除では、令和4年以降に居住した場合の控除期間や借入限度額、所得要件などが住宅の区分や居住年によって変わります。さらに、連帯債務がある場合は計算明細書の付表が必要になるなど、単独ローンより確認事項が増えます。

ここは「ペアローンにすれば控除が増える」と単純に考えず、夫婦それぞれの所得税・住民税、借入額、持分、住宅の性能区分、入居年を並べて見たいところです。控除額は制度だけでなく、実際に払っている税額にも影響されます。

一条工務店の場合、長期優良住宅や省エネ性能に関係する書類を確認する場面もあります。営業担当や金融機関、税務署、必要なら税理士に確認しながら進める方が安全です。

ペアローンのメリットは「借りられる額」だけで判断しない。控除、持分、団信、働き方の変化までセットで見ると、家計に合うか判断しやすくなります。

一番怖いのは、片方の収入が落ちても返済額は残ること

ペアローンで一番慎重に見たいのは、片方の収入が落ちたときです。

住宅ローンの審査では、今の収入をもとに借入可能額が出ます。ただ、家計は審査時点で止まりません。子どもが生まれる、働き方を変える、会社の業績が悪くなる、転職する、親のサポートが必要になる。どれも珍しい話ではありません。

ここで大事なのは、「片方の収入がゼロになっても完璧に返せるか」だけではなく、もう少し現実的なストレスを置いてみることです。

  • 片方が1年だけ時短勤務になったらどうか
  • ボーナスが半分になったらどうか
  • 教育費が増える時期と金利上昇が重なったらどうか
  • 外構費や家具家電で現金が減った後でも生活防衛資金が残るか

一条工務店の家は性能が高いぶん、最初の満足度は作りやすいです。でも、家計が苦しくなると、せっかくの性能や間取りを楽しむ余裕が減ります。住宅ローンは、家を建てるためだけでなく、建てた後の暮らしを守るために組むものだと思っています。

頭金をどこまで入れるかも同じです。現金を入れすぎると借入額は下がりますが、手元資金が薄くなります。ペアローンで借入額を増やす前に、一条工務店の住宅ローンで頭金をどう考えるかも合わせて見ておきたいです。

私なら、ペアローン前提でも「片方の手取りが一時的に7割になったケース」と「ボーナスを返済に使わないケース」を必ず置きます。そこで毎月赤字になるなら、借入額を下げる、外構を段階施工にする、オプションを削る、引き渡し後の家具家電を後回しにするなど、ローン以外の調整余地を先に探します。

団信は夫婦それぞれで「残る返済」を見る

ペアローンでは、団信の見方も単独ローンより複雑になります。

単独ローンなら、契約者に万が一のことがあった場合にローン残高がどうなるかを中心に見ます。ペアローンでは、夫婦それぞれが契約者になるため、片方に万が一のことがあったときに、もう片方のローンがどう残るかを確認する必要があります。

ここを曖昧にしたまま「夫婦で借りれば大丈夫」と考えるのは危険です。残された側の収入、子どもの年齢、生活費、教育費、保険、貯蓄まで含めて、返済を続けられるかを見たいです。

団信は金利上乗せや保障内容も商品によって違います。がん団信、三大疾病、八大疾病など、名前だけを見ると安心に見えますが、支払い条件や対象範囲は必ず確認した方がいいです。

たとえば、同じ「がん」と書かれていても、診断で残高がなくなるタイプなのか、所定の状態が続いた場合なのかで安心感は変わります。ペアローンでは、夫婦それぞれの借入割合によって、守るべき金額も違います。収入が高い方の借入割合が大きいなら、その人に万が一があった場合の家計影響は大きくなります。

私は住宅ローンの団信を、金利比較の付属品ではなく、家族のリスク管理として見た方がいいと思っています。詳しくは一条工務店の住宅ローンで団信をどう見るかでも整理しています。

団信で足りない部分は、生命保険や就業不能保険で補う考え方もあります。ただし、保険を厚くしすぎると毎月の固定費が増えます。住宅ローン、保険、教育費、投資を別々に見るのではなく、毎月の固定支出として合算して見た方が判断しやすいです。

夫婦の家計ルールが決まっていないなら、ローンの前に決める

ペアローンは夫婦で大きな借金を持つ仕組みです。だから、ローン商品を比較する前に、夫婦の家計ルールを決めておく方が大事です。

たとえば、毎月の返済をどちらの口座から引き落とすのか。固定資産税や火災保険はどちらが払うのか。外構や家具家電の追加費用は共有貯金から出すのか。育休中や時短勤務中は返済負担をどうするのか。

このあたりを曖昧にしたまま契約すると、家が完成してからお金の話で揉めやすくなります。家づくり中は打ち合わせや仕様決めで忙しいので、細かい家計ルールは後回しになりがちです。でも、ペアローンを組むなら、ここを後回しにしない方がいいです。

家計ルールは、細かくしすぎる必要はありません。大事なのは、毎月の住宅費、共通貯金、突発支出の3つを分けておくことです。住宅ローンは固定で出ていくお金なので、ここに毎月の生活費や旅行代まで混ぜると、どちらが多く負担しているのか分かりにくくなります。

私なら、最低でも次の3つは夫婦で紙に書き出します。

  • 毎月の住宅費を手取りの何割までにするか
  • 生活防衛資金を何か月分残すか
  • 片方の収入が落ちたときに、返済負担をどう変えるか

ここまで決めてからペアローンを選ぶなら、かなり現実的です。反対に、この話し合いができない状態で借入額だけ増やすのは、私はおすすめしにくいです。

一条工務店の打ち合わせでは、間取りや仕様の話が中心になりやすいです。でも、住宅ローンの負担割合や家計ルールは、営業担当が細かく決めてくれるものではありません。夫婦で決める部分です。契約前に一度、住宅費だけの家計表を作っておくと、後から判断がぶれにくくなります。

離婚する人の割合は「3組に1組」と単純には言えない

ペアローンを考えるとき、離婚の可能性を無視することはできません。ただし、よく聞く「3組に1組が離婚する」という表現には注意が必要です。

厚生労働省の2025年人口動態統計では、婚姻件数は48万9,119組、離婚件数は17万9,068組、人口1,000人あたりの離婚率は1.50でした。同じ年の離婚件数を婚姻件数で割ると約36.6%になりますが、その年に結婚した夫婦と離婚した夫婦は別の集団です。この数字を「今年結婚した夫婦が将来離婚する確率」とは言えません。

国立社会保障・人口問題研究所の研究では、2021年の離婚率が将来も続くと仮定した生涯離婚確率は、男性25.7%、女性24.9%と推計されています。おおむね4人に1人ですが、これも期間率を使ったモデル上の推計であり、個々の夫婦の将来を示す数字ではありません。

ペアローンで離婚しても、返済義務は自動で消えない

離婚時に家をどう分けるか夫婦で合意しても、銀行との住宅ローン契約が自動で変わるわけではありません。離婚届を出しても、それぞれが契約したローンの返済義務は残ります。

代表的な選択肢は、家を売却して2本のローンを返済するか、どちらか一方が住み続けてローンを一本化する方法です。ただし、売却額が残債を下回れば不足分を用意する必要があります。一方が住み続ける場合も、名義変更だけで済むとは限らず、借り換えや債務の一本化について金融機関の審査と承認が必要です。

契約前に、所有持分と実際の負担割合をそろえる、返済記録を残す、売却時の残債を定期的に確認する、片方が住み続ける場合に単独で借り換えられそうかを見る。この準備は離婚を前提にするというより、大きな共同契約の出口を確認する作業だと思います。個別の契約や財産分与は、金融機関や弁護士、税理士などへの確認が必要です。

ペアローン中に離婚した場合の売却と借り換えの選択肢

私の意見:選ぶ事情は理解できる。それでも慎重に

住宅価格が上がり続けるなかで、ペアローンでなければ住宅ローンを組めない人が出てくるのは、ある程度しょうがないと思っています。必要な広さや通勤、子どもの環境を考えると、単独ローンだけでは選択肢がほとんど残らない家庭もあります。

また、「離婚は絶対にない」と考えるより、離婚の可能性も含めて家を建てる人の考え方は理解できます。持分、売却、借り換え、子どもが住み続ける場合まで先に話すことは、冷たいというより現実的です。

それでも、私は慎重に考えた方がいいと思います。ペアローンは1本のローンを夫婦で半分にする仕組みではなく、夫婦がそれぞれ借金を負う仕組みです。借入可能額いっぱいまで家の価格を上げるのではなく、収入減少時にも返せる額、売却して残債が出にくい頭金と借入額、片方だけでも維持できる期間を確認してから選びたいです。

  • 片方の手取りが7割になっても返済できるか
  • 売却価格が残債を下回る場合の資金を用意できるか
  • 所有持分・返済割合・離婚時の方針を記録しているか

一条工務店でペアローンを使うなら、予算上限を先に決める

一条工務店でペアローンを使うなら、最初に「借りられる上限」ではなく「我が家が守る上限」を決めておきたいです。

家づくりでは、少しずつ金額が増えます。間取りを広げる、オプションを入れる、外構を良くする、家電を新しくする。1つずつは納得できても、合計すると大きな金額になります。

ペアローンで借入可能額が増えると、この増額を吸収しやすくなります。だからこそ、最初に上限を決めておかないと、気づいたら夫婦2人の収入をかなり前提にした返済計画になります。

私が見るなら、次の順番です。

  • 単独ローンでも暮らしが壊れない借入額を確認する
  • ペアローンにした場合の控除と団信を確認する
  • 固定資産税、外構、家具家電、教育費を別枠で見込む
  • 夫婦の収入が変わるケースで返済シミュレーションする
  • 最後にオプションや仕様の優先順位を決める

ペアローンは、希望を叶えるための選択肢にはなります。でも、希望を全部通すために使うと、住んでからの家計が苦しくなります。一条工務店の家は、標準仕様でも満足度を作りやすい部分があります。ローンで無理をする前に、標準で足りるもの、後からできるもの、今しかできないものを分けて考える方が現実的です。

私は、住宅ローンの上限を決めるときは「月々の返済額」だけでなく「年間の住宅関連支出」で見ます。ローン返済、固定資産税、火災保険、地震保険、修繕積立、電気代の増減、車の維持費まで含めると、家にかかるお金の見え方が変わります。ペアローンで月々の返済を組めても、年間支出が重いなら家計は楽になりません。

まとめ:ペアローンは事情を理解したうえで慎重に選ぶ

一条工務店の住宅ローンでペアローンを使うこと自体は、悪い選択ではありません。共働きの収入を活かせますし、住宅ローン控除や団信を夫婦それぞれで考えられるメリットもあります。

ただし、借入額を増やすためだけに使うと危ないです。片方の収入が落ちたとき、団信でどこまで守れるか、生活防衛資金を残せるか、夫婦の家計ルールが決まっているか。ここまで見てから選びたいです。

家づくりは、契約時の予算だけでなく、住み始めてからの暮らしが本番です。価格上昇によってペアローンが必要になる事情は理解できますし、離婚の可能性まで考えて家を建てるのも現実的です。ただ、その分だけ収入減少時と離婚時の出口を具体的に決めておく。私はその慎重さが、一条工務店の住宅ローンでは大事だと思っています。

迷ったら、まずは単独ローン、ペアローン、借入額を少し下げた案の3パターンで比較してみてください。数字を並べると、「借りられるから借りる」のか、「暮らしを守れるから借りる」のかが見えやすくなります。

ペアローンだけでなく、収入合算や金利タイプ、返済方法まで含めた全体像は、住宅ローンの種類を4つの軸で整理したまとめページで比較できます。

この記事で確認した主な公的・公式資料

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次