会社員が副業を始めると、意外と迷うのが経費です。
パソコン、AIツール、書籍、通信費、作業スペース、カメラ、素材管理ソフト。ストックフォト副業のように在宅で作業する副業ほど、「これは経費でいいのか」が分かりにくくなります。
私の考えは、経費は攻めるより、説明できる形で残す方が大事です。
節税だけを目的に広げすぎると、あとから自分でも説明できなくなります。反対に、仕事に使った支出を何も残していないと、確定申告の時期にかなり困ります。
この記事では、会社員の副業経費について、ストックフォト副業を例にしながら、どこまで経費にするか、どう記録を残すかを整理します。税務の最終判断は税理士や税務署に確認してください。ここでは、日々の管理で迷わないための考え方に絞ります。
副業経費は「副業に必要か」で考える
副業の経費を考えるとき、まず見るのは「その支出が副業に必要か」です。
会社員副業では、生活費と副業費が混ざりやすいです。特に在宅副業は、パソコンもネット回線も机も、普段の生活でも使います。
だから、私は最初から次の3つに分けるようにしています。
- 副業だけに使う支出
- 副業と私生活の両方で使う支出
- 副業とは説明しにくい支出
副業だけに使う支出は分かりやすいです。たとえば、ストックフォト投稿用の管理ツール、画像制作に使う有料サービス、売上管理用のクラウドソフトなどです。
一方で、パソコン、通信費、電気代、家の作業スペースのように、生活と混ざる支出は慎重に見たいです。全部を経費にするのではなく、副業で使う割合を考える必要があります。
副業を始める前の全体確認は、会社員が副業を始める前に確認すべきことでも整理しています。経費も、税金だけでなく会社ルールや作業時間とセットで見る方が安全です。

ストックフォト副業で経費になりやすい支出
ストックフォト副業で経費として考えやすいのは、売上を作るために直接使った支出です。
- 画像制作や編集に使うソフト、AIツール
- ストックフォト管理に使うクラウドサービス
- 作業用の外付けSSDやバックアップ用品
- 副業に関係する書籍や学習教材
- 売上管理や確定申告に使う会計ソフト
ただし、何でも経費にできるという話ではありません。
たとえばパソコンは、ストックフォト制作にも使う一方で、普段のネット閲覧や家計管理にも使うかもしれません。通信費も同じです。こういう支出は、仕事で使う割合を考えて記録しておく方が自然です。
ストックフォト副業の確定申告全体は、ストックフォト副業の確定申告はいくらから?でも書いています。この記事では、その前段階として毎月の記録に寄せます。
家事按分は無理に広げすぎない
在宅副業でよく出てくるのが家事按分です。
家事按分は、仕事と私生活の両方で使う支出について、仕事で使った分を分けて考えるものです。通信費、電気代、家賃、作業スペースなどで話題になりやすいです。
ただ、ここは無理に広げすぎない方がいいと思っています。
理由は、説明が難しくなるからです。副業の売上がまだ小さいのに、家賃や電気代を大きく経費に入れると、自分でも根拠を説明しにくくなります。
私なら、最初は分かりやすい支出から残します。副業用のサービス料金、書籍、外付けSSD、会計ソフトのように、使った理由を説明しやすいものです。
領収書より先に、毎月の売上と支出を並べる
副業経費の管理で一番避けたいのは、年末や確定申告前にまとめて思い出すことです。
領収書を残すのは大事ですが、それだけでは足りません。いつ、何のために使ったのか。どの副業に関係する支出なのか。売上と一緒に見られる状態にしておく方が後で楽です。
ストックフォト副業なら、毎月これくらいは残しておきたいです。
- Adobe StockやPIXTAなどの売上
- 入金日と入金額
- 画像制作や管理に使ったサービス料金
- 領収書や請求書の保存場所
- 副業用と私用が混ざる支出の按分メモ

私は、売上と経費を同じ月単位で見るのが好きです。副業は、売上だけ見ると伸びているように見えても、ツール代や学習費が増えていることがあります。
逆に、経費を抑えすぎて作業効率が落ちていることもあります。ストックフォトは継続と投稿量が大事なので、必要な道具にはある程度お金を使った方がいい場面もあります。
会社員副業では会社ルールも忘れない
経費や確定申告だけを見ていると、会社ルールの確認を忘れがちです。
副業用のパソコンやソフトを経費にしたいなら、なおさら会社の備品やアカウントと混ぜない方がいいです。会社PC、会社メール、会社のクラウド、勤務時間中の作業。ここが混ざると、税金以前に会社との関係で説明しにくくなります。
ストックフォト副業は、在宅で小さく始められる反面、境界がぼやけやすい副業です。だからこそ、私物PC、個人アカウント、勤務時間外、個人の支払い方法で分けておく方が安全です。
まとめ:副業経費は説明できる記録がいちばん強い
会社員の副業経費は、どこまで入れられるかを攻めるより、説明できる形で残すことが大事です。
ストックフォト副業なら、まずは仕事に直接使った支出を分け、生活と混ざる支出は無理に広げすぎず、按分の根拠を残す。売上と経費を毎月並べて、領収書や請求書も保存しておく。
これだけでも、確定申告前の不安はかなり減ります。
副業は、稼ぐことだけでなく、続けられる管理にすることも大事です。経費管理を最初から整えておくと、売上が伸びたときにも慌てずに済みます。


